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4月25日、第二期オープニングセレモニーを開催しました!
平成31年4月に設置された北海道大学広域複合災害研究センター(CNHR)は、防災に関わる全学的な組織として教育研究や人材育成を中心に第一期の活動を進めてきました。令和6年度からは、文部科学省プロジェクト研究経費と寄附金のハイブリッドで運営され、社会連携やリカレント教育を強化し、新たな学問分野『広域複合災害減災学』の創出に向けた第二期の活動を開始しました。
この度、第一期の活動報告と第二期の活動方針を発信し、新たな学問分野『広域複合災害減災学』の創出を目指す第二期のあるべき姿の議論を行う第二期オープニングセレモニーを4月25日(木)に、本学学術交流会館で開催しました。セレモニーには行政機関や民間コンサルタントの防災に関わる技術者、大学関係者など北海道内外から約150人の参加がありました。寳金清博 総長の開式挨拶に続き、柿崎恒美 北海道開発局長、鈴木直道 北海道知事の代理として木村敏康 北海道危機管理監から来賓挨拶をいただきました。その後、岡田成幸 北海道大学名誉教授(CNHR客員教授)から、「広域複合災害の本質と建築工学的防災戦略私案~エリア情報からPersonal Digital Transformation (PDX) へ~」と題して特別講演がありました。
セレモニー後半では、CNHR第一期センター長を務めた山田 孝 北海道大学名誉教授から第一期の活動報告、第二期センター長に就任した佐々木貴信 教授から第二期の活動方針の説明がありました。パネルディスカッションでは、「新たな防災学を目指して―北海道大学広域複合災害研究センター第二期への期待―」をテーマに、日本放送協会の松本浩司 解説主幹をコーディネーターとして迎え、北海道立総合研究機構の丸谷知己理事(コメンテーター)、北海道開発局の米津仁司 建設部長、北海道総務部危機対策局の平野宏和 海溝型地震対策室長、菊谷秀吉 前伊達市長、北海道大学病院救命救急センターの方波見謙一 助教(CNHR兼務教員)、(一財)砂防・地すべり技術センターの南 哲行 顧問(以上,パネラー)が活発な議論が交わし、途中、蝦名大也 釧路市長にも議論に加わっていただきました。
最後に、CNHR副センター長の厚井高志 特任准教授から閉会挨拶として第一期の活動にご協力いただいた関係者およびセレモニー参加者への感謝と第二期の活動に対する意気込みが述べられました。
第二期の活動について説明する佐々木センター長(左)と、活発な議論が交わされたパネルディスカッションの様子(右)